MSR ライトニング アッセント 22インチ の
ビンディング?バインディング?を自作修理する。
何年モデルか分からないけど、
基本構造はバインディング以外大きく昔から変わっていない
スノーシュー最強のMSR ライトニング アッセント 11000円で入手
携行性重視の22インチ
クランポンの形状が年式によって多少違ったりするみたい
で、大概のバインディングやベルトは加水分解で、
10年ぐらいでバラバラになる
バインディングの交換は2万円ぐらい?で出来るのかな?
とりあえず今回は自作で修理してみる
まずバラバラのバインディングを留めているリベットをドリルで揉んで
ベースやベルトの金具を回収
で、今までと同じようなバインディングに修理するのも何なんで、
最新のバインディング風に作ることにした
↓これが最新のパラゴンバインディング
左が最新、右が旧型
旧型はベルトが多くて装着が面倒だけど、
新型のパラゴンバインディングは事前にブーツに合わせておけば、
現地ではヒールベルトを締めるだけみたいで圧倒的に楽!
てことで、↓絶対パラゴンつくる!
取りあえず型紙の作成!
だけど、とうぜん型紙なんてないので、
ネット上の写真から想像力を働かせて、
おおよその形状を作成。
それを100均のフェルト生地に転写して
金物系を針金で仮着け
寸法を修正したら、ベースの型紙が完成。
↓赤がベースバインディング部分、緑が追加で作成する金属部品部分。
↓その追加部品
2mmのアルミ材で作成
完全ハンドメイドなのでクオリティーはアレですが・・・
先端に小さいクランポンの備えたし(機能するかしらんけど)
イケてると思う
こんな感じで
ベース部分の試作完成
次は上側のパラゴン部分だけど、
こっちもフェルトで型作成した。
で、肝心の使う素材はなにってことだけど、
先人が発掘した新素材「クラエース」を使うことにした。
本来の想定用途は、ダンプの荷台のアオリに張ってある帆らしくて、
100~250までの数種類のモデルが存在する。
スペック表を見ると、なんとなく数字が大きい方が強度も強いっぽいけど、
いまいちどういうモデル分けをしているのか理解できない・・・
素材感は、編み込みされた化学繊維が、
ビニール?ゴム?っぽい素材でコーティングされている感じ。
ほんの少し伸びるかな?ってぐらいで、ほぼ伸びない。
今回は「クラエース200」を使用
ベルトは100均のセリアで見つけたキャンプ用品
左がシリコンベルト、右がポリウレタンベルト(MSR純正と同じ素材?)
シリコンの方が伸びて柔らかいから使い勝手がいいかとも思ったけど、
荷重のかかる足に使う物なのでしっかりしたポリウレタンベルトを
選択した。
作成したフェルトの型から、クラエース200を切り出して
はみ出たささくれ繊維は炙って処理
穴あけはハンダコテ
留め具はリベットを使った
下穴5mm品
対象カシメ厚は全箇所共通でやってしまったけど、
カシメる場所によって使い分けた方が、
出っ張りも少なくキレイに仕上がると思う。
参考厚み(mm) ・クランポン1.3
・先端アルミ板2
・クラエース2
・ワッシャー1
・ポリウレタンベルト2
あとはハンドリベッターで組んでいくけど、
結構硬いよ・・・
リベットと素材の間にはワッシャー入れた
バスバス打って、完成!
ベースの後ろ4本のリベットは、出っ張りがブーツ側になるように打った。
理由は、下に出っ張ると、シュー本体の幕に接触して穴が開きそうだから
ってのと、ブーツ側に出っ張った方が滑り止めになるかな?って思ったので
良い出来!
だと思う
けど
ガチ厳冬期に使ってみないと分からん
ともあれ、自作パラゴンバインディングの完成!
結構自信作ですw
★後日、修理したスノーシューをシャバ雪で使ってみた。
急登30分した感じだと調子よかった!
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